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2023-09-30(Sat)

らんまん いいドラマでした!

ついに最終回を迎えた朝ドラ「らんまん」

いやぁ~~~、本当に良かったです!
最近AK(東京制作)の朝ドラは不作が続いていました。(私にとっては、ですが)
なのでスタート時は少し心配でしたが、神木隆之介君が主演だからなあ、もしかしていいドラマになるかも?と少し期待もありました。
でも神木君の黒歴史になったりしたらえらいことや、なんて余計な心配もしていました。

でも、いい意味で期待を裏切られた素晴らしいドラマになりましたね。

モデルとなった牧野富太郎博士は業績はすごいんですけど、人間的にはとんでもない人でした。
お金持ちに生まれましたが、両親を早く亡くして祖母に甘やかされたため、実家の財産を植物研究などの費用にどんどん使ってしまい、ついに酒蔵を廃業させてしまいました。
結婚後も大学の助手にまではなれたものの、給料は安いのにそれでも研究のために高い書籍などを買いまくって奥さんに大変な苦労をさせました。家財道具一式差し押さえられたり。
ドラマの中でも万太郎は史実ほどひどくないにしても働かない、金遣いが荒い(自分は働いてないのに大学の教室員に牛鍋を大盤振る舞いしたり)、借金する、植物採集するために家を空けがち…ということもあって、主演の神木君は「主役が視聴者に嫌われたらまずい」と不安だったそう。
なので、どう演じていけばいいか、共演者ともセリフ回しなど細かいことまで考えたといいます。
神木君の雰囲気で嫌われてないのかと思っていたけど、もっと綿密な演技プランを立ててたんだなあと感心しました。
それと、こういう長いドラマだとスタート時に最終回まで台本が出来ているわけではないので、その後の展開がどうなるのかわからないまま演じるという難しさが朝ドラにはあるようですね。適当な行き当たりばったりの演技ではなく、キャラクターを考えて演じないといけないし、脚本家さんも役者さんの演技を見ながら脚本を書いていくというところもあったと思います。
本当に長いドラマって大変なんでしょうね。

他にもこのドラマにはいくつか優れた点があったと思うんですが…。
まず、登場人物1人1人の人生を丁寧に描いていました。
朝ドラの駄作は主人公だけを中心に描いていて、その都合に合わせて周囲のキャラクターが性格づけられたり意味不明な言動があったり、ということがあります。
でもこのドラマは、1人1人が生きた人格を持ったキャラクターなので、「え?なんで?」みたいなことがなく、そうなるだろうな、そういうだろうなあ、って納得させられました。

そして、主人公中心に人を善人、悪人、に仕立てることがなかったです。
どんな人にもその人の立場での正義があったり、通さなければならない筋があります。
田邊教授は確かに万太郎にとって嫌な人物になっていったかもしれません。でも田邊教授が悪人かと言えばそうではなかった。
妻や子供たちには優しく、国費で留学したこともあって、国に対して義理を果たそうとする責任感の強さがあり、でも本当は植物を愛する、万太郎と共通する部分もありました。
万太郎に対して「虫けら」とまで言った田邊教授ですが嫌いにならなかったですもん。むしろ好きでした。
モブキャラっていうのは少なくて、石版印刷所のメンバー、草長屋のメンバー、植物学教室員などどのキャラも大事、でした。
「雑草という草はない。1つ1つに名前があり、必ずそこにいる意味がある」という万太郎のセリフそのままにドラマで描いていたんですね。
寿恵子を妾にしようとした高藤様、ですら「あれから奥さんとどうなったんやろ」とか思ったりして。

それと何といっても寿恵子役の浜辺美波ちゃんが素晴らしかったです。
まず、かわいい!日本髪がとても似合うし、いろんなシーンで「かわいいなあ~~~」と。
新婚時代、万太郎が植物研究に没頭して夜も寝室に来ないで机に向かってることで拗ねたりしてるのもかわいかった。
このドラマでは神木君と浜辺さんのWヒロインだったなと思います。
そして寿恵子はただ夫を献身的に支えて尽くす人ではなく、里見八犬伝が大好きな少女で、人生の冒険がしたくて万太郎と一緒になって人生を歩むんだ!という自分のために生きてるのが伝わってきたのが良かったと思います。
八犬伝が大好きというキャラクターにしたことで、能動的に生きる女性に仕立てたのがすごい。
晩年の歳を取った演技もよかったです。ただ白髪とかしわを書いただけじゃコントになっちゃいます。
そりゃあ本物の老人とは比べられない若さがあふれてましたけど、姿勢、動作、話し方、目線などで、脳内で60代の女性に変換することは十分可能でした。全然滑稽じゃなかったです。これは神木君も同じ。

植物学者ということで、植物に絡めたお話の作り方もよかったなって思います。
もともと植物園に出かけたり、関心はありましたが、ドラマを見ていて雑草と呼ばれるような植物にも関心を持つようになりました。
バイカオウレンとか初めて知りましたし、シロツメクサの名前の由来などもへ~~って。
田邊教授がホウライシダが好きな理由が「シダは植物の始祖にして永遠…」それは植物学を外国で最初に学んだ日本人で、その後教授になった、っていう田邊教授の経歴とうまく重ねていますよね。
徳永教授との万葉集を介しての交流もよかったです。

それと、万太郎が生きてきた時代は明治末期から昭和の戦後まで長いんですけど、その時代背景をとてもうまく織り込んで私たちに教えてくれてました。
幕府が倒れて身分制度が廃止されたこと、庶民も皆通う学校制度ができたこと、自由民権運動、諸外国と肩を並べるための鹿鳴館、文明開化、神社合祀令、関東大震災(その際の朝鮮人虐殺はストレートではなくても匂わせる描写があった)、などですね。
それと植物分類学ってどんな風に研究するのかっていうのも、標本の作り方やどの種類に属す植物なのか、新種なのかをどうやって同定するのか、もナレーションだけで済ませず、うまいことドラマに入れてました。
面白かったです。

最終回はどんなふうに締めるのかなと思ってましたけど、最終週の記事で書いたように素晴らしいエンディングで大満足でした。
万太郎にとって大切な存在である母、祖母、妻と3人の女性が亡くなりますが、それぞれ直接の臨終のシーンは描いていません。
このドラマのテーマが継承、だそうで1人の命が亡くなっても、その心、生き様は継承されていく…ということだったのかなと。

図鑑が完成して万太郎が寿恵子に最後に載せた新種スエコザサを見せて、寿恵子が私がいなくなってもいつまでも泣いてちゃダメ、草花に会いに行って、私もそこにいるから・・・というシーンは本当に素敵でした。
神木君、浜辺さんの演技、素晴らしかったです。
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実際は図鑑は奥さんが亡くなった後で完成し、スエコザサは掲載されておらず、標本も残っていないそうです。
よほど特別で、載せるタイミングを図っているうちに逃がしちゃったのか、もっと研究したかったのか、自分だけのものにしておきたかったのかよく分かりませんが…。

半年間、毎日楽しみでした。つまらない回が1回もなかったです。
ありがとうございました。
しかし明日から寂しいなあ。次の朝ドラも面白いといいけどなあ~。
2023-09-29(Fri)

ちょっとしたボヤキ 今日のちょっとした出来事編(限定)

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2023-09-29(Fri)

らんまん 最終週 スエコザサ

終わりました!「らんまん」

もう今週は胸がいっぱいでしたね。

週初めはなんとナレーション担当の宮崎あおいが登場。
昭和33年、万太郎の家にアルバイトの応募でやってきます。そのバイトとは亡き槙野博士の標本整理。
お願いする千鶴が松坂慶子!タキさん!
ここで大河ドラマ篤姫の篤子と幾島が~~~。なんで宮﨑あおいがナレーターだったのか謎が解けました。

はっきりとは示されませんでしたが、すえちゃんが何らかの病気で治療法もなく、いずれはその命を終えるということは分かりました。

練馬に寿恵子がお店を売ったお金で邸宅と植物標本館を建て、穏やかな生活を送る万太郎と寿恵子。
そんな中、徳永名誉教授と波多野君に推薦され、理学博士号を得ることになった万太郎。
一旦は「大学には不義理をしてしまったし、自分はまだ図鑑の発刊を成し遂げられていない、理学博士は田邊教授や伊藤圭一翁であり、肩を並べるのは・・・」と辞退しようとする万太郎ですが、「理学博士になったら図鑑が売れるじゃないですか!」とすえちゃん。
さすがですね。
波多野の「義務と責任を背負うこと」の覚悟の話も聞き、受けることにした万太郎。
スーツ新調を提案した寿恵子に体調を心配した万太郎が「病院でみてもらおう」と。
その次のシーンは2人が縁側に静かに座っていて、綿毛が飛んでいて庭の2輪のタンポポが映り、1輪は綿毛ふさふさなのに、もう1輪は綿毛が半分も残ってない…この描写で寿恵子の寿命が長くないことを暗示していました。
ストレートにセリフやナレーションに入れなくても少しずつ伝えてくれる…いいですね。

そして博士号授与式での万太郎のスピーチがまた…。
自分が学者として発見したこと。
「あらゆる命には限りがある。植物にも人にも。ほんじゃき、出会えたことが奇跡で…今生きることが愛おしゅうてしかたない」
そして、妻に謝辞を。

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泣けました。その時に徳永名誉教授が笑顔で拍手してたのもよかった…。

寿恵子の余命がそう長くはない、万太郎は急いで寿恵子との夢、図鑑を完成させるべく、周囲の協力を仰ぎます。
波多野&藤丸コンビ、虎鉄くん、画工の野宮さん、標本を送ってもらったり植物採集の会で知り合った人(ここでちょっとだけムロツヨシ登場)、万太郎の子供たち、シェイクスピア全集を完成させて、全力で祝われに来た草長屋で一緒だった丈之助(笑)。
そして、大学の仕事を勇退する祐一郎君も来てくれて、索引づくりのお手伝いを。胸熱~。
ここは史実とは違いました。図鑑が完成したのは奥さんが亡くなってから。でもこのドラマはフィクションでもあるので、間に合わせるのはよかったと思います。

北海道の大学から記念式典の講演を頼まれ、その帰りに東北に立ち寄ってその時に見つけた新しい植物…。
ササなんだけど、葉が裏側に巻いていて、きれいな毛が葉の表面に生えていて…。

春になり、綾と竹雄は新しく作った酒を持参。「輝峰」
みんなでその酒を味わいます。下戸の万太郎も初めて美味しいと喜びます。
綾と竹雄も自分たちの夢を追いかけて精一杯生きてきたんだなあって。よかったね。

竹雄にいよいよ図鑑が完成する、これから新種を1つ加えると。
その植物の葉は細い毛が光に透けてきれいじゃった・・・と話し、学名を言うところで場面が変わります。
この細い毛が光に透けてきれい…というのは新婚時代、寝ている寿恵子を観察する万太郎が「産毛が光に透けちゅう」と言ったシーンをすぐに思い出しました!あの面白いシーンがここにつながってたなんて…素敵。

そして完成した図鑑を寿恵子に見せる万太郎。

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その図鑑には今まで万太郎が出会い、お世話になったたくさんの人たちの名前を挙げた謝辞が。
田邊教授を怒らせた時とは違って、みんながいたから…と感謝する、成長した万太郎(笑)。

ページをめくるとすえちゃんが好きといったボタン、園ちゃんとの思い出のひめすみれ・・・3206種が載っている図鑑。
喜ぶ寿恵子が「らんまんですね・・・」万太郎も「らんまんじゃ」ここでタイトル来た~。

そして最後のページをめくると「すえこざさ」のページ。
学名は「ササ・スエコアーナ・マキノ」と告げる万太郎。
「じゃあ私、永久に万ちゃんと一緒にいられるんですね」
「すえちゃんがわしの命そのものじゃ」
「万ちゃんこそ、私のお日様でした」

バックにはあいみょんの「愛の花」
もう泣くしかないでしょう。

「私がいなくなったら・・・」と寿恵子が言った時の悲しそうな神木君の顔。
「いつまでも泣いてたらダメですからね。」と笑う寿恵子。
「草花にまた会いに行って。私もそこにいますから。」
寿恵子を抱きしめて「愛しちゅう・・・。わしら、ずっと一緒じゃ」と涙を流す万太郎。
涙と鼻水でぐずぐずになりました。

その後は植物採集の会に出かける万太郎。
森の中で寿恵子の声が聞こえてきて、振り返った万太郎と寿恵子は若い時の姿になっていて。
まだまだ探しに行かなきゃね、と言われて微笑む万太郎。
そして、最後の万太郎のセリフは「おまん、誰じゃ?」
今週は寿恵子の体調を心配してか、万太郎の明るい笑顔があまり見られてなかったのが、最後に、初回の冒頭と同じ笑顔でした。

寿恵子がなくなるシーンは描かれませんでした。それでよかったと思います。
129話は今まで出てきた登場人物がたくさん出てきました。それはうれしかったですね。
そして今日は竹雄と綾…良かったです。

図鑑が完成して万太郎と寿恵子が2人で見るシーンは本当に素敵でした。
BSPで見て、本放送見て、どっちも泣きました。
最後まで見てよかったと思いました。
思い出しても涙出そうです。
神木君、浜辺さんの演技が素晴らしく、脇役の役者さんもみなさん本当に良かったです。
脚本の素晴らしさをさらに引き立てる演技・演出だったと思います。

本当にいい朝ドラだったので、これだけでは言い足りない。
またあとで全体のおまとめを書いてみたいと思います。うまく書けるか分からないけど…。
らんまんは名作です。私が見た朝ドラの中ではランキング1位になりました~。



   愛の花

言葉足らずの愛を 愛を貴方へ
私は決して今を 今を憎んではいない

歪んだ雲が空を 空を濁して
私の夢は全て 全て置いてきたの

命ある日々 静かに誰かを 愛した日々

空が晴れたら 愛を 愛を伝えて
涙は明日の為 新しい花の種

恋に焦がれた人は 人は 天の上
いつかあの場所で強く 強く手を結び抱いて

緑ゆれてる 貴方の声が聴こえた気がする

空が晴れたら 逢いに 逢いに来て欲しい
涙は枯れないわ 明日へと繋がる輪

木漏れ日と笑う 大切な人を
失う未来なんてこないで?

空が晴れずとも 愛を胸に祈るわ
貴方に刺さる雨が 風になり
夢を呼び 光になるまで

空が晴れたら 愛を 愛を伝えて
涙は明日の為 新しい花の種

空が晴れたら 逢いに 逢いに来て欲しい
涙は枯れないわ 明日へと繋がる輪

言葉足らずの愛を 愛の花をあなたへ


2023-09-25(Mon)

先週のレッスン

先週はレッスンでした。

今週で終わる朝ドラの曲、「愛の花」はやっぱり流れが悪いと言われました。
8分の6拍子の曲なんですが、どうも右手と左手を縦に合わせて細かく刻んでる感じがするみたいです。
実際そうで、私ってつい、目で楽譜を追っていると拍を几帳面に刻んでフレーズでつかむっていうのを忘れてしまうんです。
力入りすぎ、とも…。あいみょんのイメージとは違いますよね。
あのドラマのOPで万太郎がふわふわと空を飛ぶような、そして優しいイメージで弾きたいのになあ。
この曲は奥さんのすえちゃんの気持ちをうたってる気がして。
私のはな~~~んかやぼったくて恥ずかしい演奏なんですよ。そろそろドラマも終わるし、レッスンも終えて最後にレコをアップして…って思うんですけどまだ駄目っぽいです。

「横顔」は左手の音がやっぱり弱い…。
でもなかなかしっかりした音が出ないんです。出そうとすると無理に力が入ってしまって、しかも右手の方にも余計な力が入るので硬くてぎこちない…。そうしているうちに腕がだるくなってきて。
この曲を弾くのがちょっとしんどいんですよね。
この曲を練習していると他の曲を弾く体力が奪われる気がします。なので、弾けてないけど次回、一旦終わりにしたいって先生に言おうかなって思ってるんです。

「月の光」も聴いてもらったんですが、この曲の方が左手の音もしっかり響いていると言われました。
長く弾いているのもあるのでしょうけど…でもこの曲はもうしばらく続けたいんです。
ただ、まだミスタッチが多いので一度は楽譜を見なくても通せていたのが今はできてないので、あいまいなところをもう1度ちゃんと覚えられるようにしたいなと思っています。
全体を暗譜で弾けるとだいぶ違うと思うので…。

で、先生と来年の発表会の相談もしたんです。
レッスンを再開して、私はまだまだ音をちゃんと出すことも出来ていない…そしてフレーズとかアーティキュレーションを正しく捉えて表現することも出来てません。
そういうこととか、腕のこととかいろいろ考えて、今回は譜読みがややこしくない曲、見やすい楽譜であること、テンポが速くないこと、などの条件で決めました。
来年のチャレンジ曲は・・・坂本龍一の「energy flow」です。
最初先生に伝えて楽譜を見せると「え~、これは簡単すぎませんか?月の光を弾こうかという人にはこれは…」と珍しく難色を示されました。いや~~、簡単すぎるとは思えません!

私は先生に言いました。
発表会には3年出てなくて久しぶりに来年出ることになり、前のように人前演奏もする機会がないままになっていること。
だから久しぶりの発表会は今までより弾きこむことにより多くの時間をかけたいこと。
あとはそれほど弾きにくいと思う部分がない曲なので、その分、私が苦手な深くてきれいな音を出すことや、フレーズ感を大事に弾く練習をしたいこと。
それで先生も納得してくれました。

この曲は有名ですよね。CMにも使用されてました。
教授とも呼ばれる坂本龍一さんは今年亡くなりました。幼いころからピアノを習い、10歳ころから作曲も勉強していたんだそうですね。
東京芸大音楽学部作曲家を卒業、大学院に進み修士課程も修了してます。
1番影響を受けた作曲家はバッハとドビュッシーなのだそうです。

そんな教授が作曲したこの曲、いつかは弾いてみたいと思ってました。
とてもきれいな曲だなあって思うんです。1度聴いたら耳に残るし…。
1番の目標は「美しい曲を美しく弾く」です!

今からぼちぼち譜読みをして、弾けるようにしていきたいと思います。



2023-09-24(Sun)

秋晴れの地元

今日は朝から畑に行くつもりにしてて、その前に寄り道しました。
京都市の西端、西京区の大原野という地区でやっているひまわり畑とフジバカマ園へ。

実はこの大原野は私が通学していた高校があって、めちゃ地元。
と言っても家は3km以上離れてたんですけど、京都は昔公立高校はバス停方式といって、住んでいる家のバス停と、合格者の人数でどの高校に行くか振り分けられてました。
なので割と端っこの方だったりするとその年によって変わるという珍しいやり方。
私はバスや自転車でも坂道で遠いこっちの高校、弟はもっと近くの平地の高校に行ってました。
当時は田舎の学校に通うのが嫌でたまらなかったのですが、その学校で今でも仲良くしている友達が何人もできてるので、まあよかったのかもしれません。なんだかんだで与えられた環境で楽しんでいたのかも。

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矢印の建物が高校です(笑)。
自然豊かなところなので、生物の授業では学校を出て生き物の観察をしに行きました~。

夏の終わりのひまわり畑です。
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夏の代表の花、ひまわりもあるけど、もう稲刈り直前の稲穂と彼岸花も。
秋ですね。空も高くて清んでるし。

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少し離れたところのフジバカマ園。
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アサギダマラという蝶が来月になるととんでくるんだそうです。

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女郎花(オミナエシ)。秋の七草の1つです。
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フジバカマと女郎花と萩のトリオ。
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ご当地キャラのたけにょんです。
竹林公園が有名なので竹でできたキャラクターです、
実は私はこのたけにょんが大好きなんです。かわいいんですよねー。

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手に持っているたけのこは「のこたん」という女の子なんだそうです。
ちなみにたけにょんは男の子でちょっと内気なんですよ。

この後は畑へ。
夏野菜も終わりで、今はあまりとれる作物がありません~。


2023-09-22(Fri)

らんまん 第25週 ムラサキカタバミ

いよいよ残り2週となった今週のらんまん。
またしてもどんどん歳月が流れます。
まず、神社合祀令によって神社の森が失われることに危機を感じた万太郎は、新しい植物図譜にツチトリモチを載せるとともに、世間に森が失われることの危機を訴えるためにあちこちに書面を送ることを決めます。
そのことを徳永教授に報告し、「これは私が個人ですること。大学とは関係ありません。」と辞表を出します。

徳永教授は引き留めようとしますが、万太郎の決心は変わらず。
その別れ際に、徳永教授が「この雪の 消(け)残る時に いざ行かな」と万葉集の大伴家持の一句を読みかけます。
教養ある万太郎は即座に「山橘の 実の照るも見む」と下の句を返します。

その背中に徳永教授は万太郎の絵を改めて讃えました。
素晴らしいシーンでした。最初に2人の距離が近づいたのも万葉集の夕顔の句を介してでした。
徳永教授はその立場から万太郎に厳しいことを言ってきましたが、やっぱり昔のように温かく万太郎を見守り、時には盾となって万太郎を外部の声から守ってくれていました。

その後、世論も森を破壊することに対して反対の声が大きくなり、一部の森は残されることに。
大学を去る時に今度は北海道から招聘された佑一郎君が現れます。(ライオンキング風の劇伴とともに)
佑一郎君は現場主義の人で、労働者を大事にするし、大学の派閥なんて興味ないってかっこいい。
ひげを生やして白髪交じりのイケオジに。
話をしてまた「わしはこっちじゃ」とお互いに別の道に歩いていきます。前もこういう別れ方。
進む道は違うけど、自分の信じた道をまっすぐ進むのは同じ。蘭光先生の教えを実行しています。

万太郎の子供たちも大きくなりました。
大学を辞める決意をするお父ちゃんの話を聞いて、森が失われることがどんなに大変かすぐに理解します。
「鳥がいなくなる」「木の根が地盤を支えてくれているのに、それがなくなる」みんなとても賢いです。

万太郎は植物採集・標本づくり・図鑑の原稿作りを続け、やっと兵役を終えた永守の支援で図鑑発行が近づいたときにあの関東大震災が起こり、標本や原稿、長屋の家も失ってしまいます。
万太郎が避難した寿恵子の店のある渋谷から長屋に標本を確認に行くシーンはすごかったです。

当時、自警団が武器などを持ち、勝手に関所を作っていた…万太郎にも「どこへ行く」
「根津の十徳長屋に」と答えると、通してもらえました。
これ、朝鮮人が井戸に毒を入れたというデマを信じて朝鮮人狩りが行われていたことを暗に示しています。
もし、万太郎の発音がおかしいと思われたらリンチされたり、殺されていたかもしれません。

多くの標本がダメになったけど、一部を回収し、その時に園ちゃんの書いたヒメスミレの絵も回収した万太郎。
その時に、長屋の隅に小さなムラサキカタバミの花を見つけます。よく見る雑草…ですよね。

万太郎は人の世がどうなろうと力強くそこに咲く花に元気づけられ、もう1度始めることに。ムラサキカタバミを描きます。
それを見た寿恵子は万太郎の姿に心打たれ、山桃を売却して、練馬に広大な土地を購入。
万太郎の研究が続けられて、標本を大事に保存できる環境を整えたいと。

もう万太郎は60歳を超え、千歳は虎鉄と結婚して孫までいます。その孫役は万太郎の子供時代の子役。
いつも朝ドラは最後は老け役をやらなきゃいけないけど、万太郎と寿恵子はなかなかいいです。
神木君、若い頃ははつらつとしたちょっと軽いボンボン風でしたが、今は落ち着いた初老の男性。それは姿勢・歩き方や目つき、話し方、動作などでうまく表現していて、それは浜辺ちゃんも同じですね。

そんな2人に今日のシーン。「好きです、あなたのことが、心から。」っていう寿恵子。そしてそんな寿恵子の頬にそっとキスする万ちゃん。
なんて素敵なシーンなんだろうと感動しました。

今日はあさイチのプレミアムトークは神木君でした。
本当にいろいろ考えて演じてたんですよね。
序盤の万太郎は下手したら視聴者に嫌われてしまう…どうしたら変な万太郎を緩和できるか、竹雄と一生懸命考えてセリフの言い方など工夫したと言ってました。さすがです。
前々回のAK朝ドラもこの辺をもっと考えたら違う印象に・・・なったかな?脚本がひどかったからな~。

OPの神木君が横向けになってふわふわ飛んでるところが実は男性2人にわっしょいされて撮ったとか言ってました。
てっきりただ台にでも寝そべって撮ってCGで合わせただけと思ってたら、そこまでやったんかと。
震災のシーンも、スタッフがみんなで映らないように隠れつつ、セットを揺らしたり、ものを落としたりしたそう。
神木君が「何が落ちてくるんですか?」って段取りのために聞いたら「全部です」って。
セットを1度壊すと元に戻すのは難しいから一発撮りで長屋が倒壊するさまを撮影したと。
なかなか迫力あるシーンになってたと思います。

あと1週で終わると思うとすごく寂しいです。
しっかり見届けますよ。

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2023-09-21(Thu)

私が心に響くメッセージ 

谷口たかひさという人がいます。
ドイツ在住の環境活動家&実業家で35歳。
世界の情報を発信&世界中で講演している人なんだそうです。
インスタグラム→https://www.instagram.com/takahisa_taniguchi/?hl=ja

時々、なるほどなあというメッセージが載っています。


その1

逃げて怒られるのは
人間ぐらい
ほかの生き物たちは
本能で逃げないと
生きていけないのに
どうして人は
「逃げてはいけない」
なんて答えに
たどりついたのだろう
***
これは、産経新聞の『朝の詩』という欄に選ばれた、13歳の人が詠んだ「逃げ」と題された詩。
とても考えさせられた。
この問いに、大人の都合や、常識や、先入観で答えを返すのは簡単な事かもしれない。
だけど、もう少し深く、自分自身に問いかけてみたい。
こういう話になるとすぐ、「0か100か」の極端な話にもっていって思考停止してしまうのはよくないと思うので、程度問題で考えたい。
「逃げてはいけない」という共通認識は、人が集団でスムーズに生きていくためには、ある程度は必要なのかもしれない。
だけど、今の社会はそれが行き過ぎている気がする。
もっというと、「管理する側」のためのものになっている気がしないでもない。
1人の人間としては、自分のココロが壊れそうになったら、逃げた方がいいに決まっている。
そしてその時に大事なのは、「逃げる理由」ではなく、「逃げる場所」の方なのだと思う。
今の社会では、この「逃げる理由」の方が大事とされている気がする。
万人が、「それだったら仕方ないよね」と言って受け入れてくれやすい理由。
そんなもの、こんな批判者だらけの社会ではありはしないのだから、理由なんて「自分のココロが苦しいから」だけでいいと思う。
それよりも大事なのは、「逃げる場所」があるという事だと思う。
この「逃げる場所」がこの世に無く、あの世しか「逃げる場所」が無いから、自殺という選択をとってしまう。
「逃げてもいいよ」
そう言ってくれる人や、実際の「逃げる場所」。
それをどう増やしていくかが大切なのだと思う。
逃げてもいいよ。
自分のココロが壊れるくらいなら。
それこそが、1番大切なものなのだから。



その2
幸せな人ほど友達が少ないぼっちです。
なぜなら、群れることを求めたり、友達が沢山いることを自慢にする人は、
自分軸の幸せを持たずに、ただ安心したいが為に、上辺だけの友達を作っているだけだからです。
自ら群れないことは孤独でも不幸でもなく、本当の幸せなのです。
(※アドラー心理学サロンより)
***
これらの言葉は一理あると思って感心したけど、
一概に、友達が多い=自分軸がないとか、幸せな人=友達が少ないとまでは言えないと僕は思う。
だけど、今の世の中は、友達が多い=よい事、友達が少ない=よくない事という価値観や常識に偏りすぎているとも思う。
特に、世界がごくごく限られてしまいがちな学生時代には、そんな価値観や常識に悩んだり、苦しんだりしている人も少なくない。
そんな人に、こういった言葉や考え方が届いて、少しでもその人の心が楽になるなら、それは善い事だと僕は思う。
大切なのは、友達が多いからどうとか、少ないからどうとかではなく、
古い常識や価値観にとらわれずに、自分にとって心地よい選択をして生きる事なのだと思う。
答えは探さなくても自分の心がすでに知ってるはずで、それは人の数だけあっていい。



どちらもなるほどなあって思うんですよね。
「こうあるべき」「これが良き姿」「理想像」みたいなものがあって、そこに当てはまらない人はダメなんだとか、どこか後ろめたいとか、マイナス要素で考えてしまうことがありますね。
私なんかもそうでした。
辛いことがあっても逃げてはいけないとも思ってました。子供の頃、転校してすぐクラスの男子にいじめられていても学校に行かないとか考えられないし、学校の先生にはもっと強くなれ、立ち向かえ、と言われて助けてももらえず…それでも逃げてはいけないんだと思い込んでました。

引っ込み思案で人見知りで人の輪に入っていけない自分はどこかダメで、たくさんの友達の中心にいて明るくて活発なクラスメートに対して劣等感を持ってましたね。

苦しいのは子供の頃からいつの間にか植え付けられてきた「価値観」「常識」があって、その植え付けられてるもので判断して評価してしまうこと。
他の人みたいにできない自分がおかしい、とか「普通」じゃない、とか。
他人のこともだし、自分のこともそうやって評価してしまうこと。
「普通」っていうのがそもそも何なのか…ですね。100人いれば100通りの人がいて、「普通」を決めることに意味があるのかどうか。
そもそも誰を基準に決めてるのか?とても曖昧でもありますね。

自分の普通を他人にも当てはめているとしょっちゅう腹を立てなくちゃいけなくなっちゃいます。
「ああ、この人はこうなんだなあ。自分とは違うんだなあ。」から入れば、そんなに腹を立てなくてもいいのではないか、これは私自身が途中で気づいたことです。若い頃は自分と違うと「普通は○○のはずなのに・・・!」って思ってしまって。

ガチガチに枠にはめ込まれて自由に動けない…そういうしんどさに苦しんでる人って大人も子供もたくさんいる気がします。
日本って特にそういうところがあるのでは…と。

管理しやすい国ではありますよね。
「これは本当に常識、当たり前のことなのか?」をその時々考えたいです。
「正義」なんかもそうですね。立場が違えばそれぞれの正義があるっていう…。ロシアとウクライナもどちらが正義??
みんな自分の都合のいい方を支援してるだけじゃないのかなって。

2023-09-19(Tue)

昨日はドライブ&温泉

3連休の最後の昨日。
ドライブに出かけました。
またしても、特にあてがあるわけではなかったのですが、とりあえず北の方角へと。

で、兵庫県豊岡あたりに行こうかってことになり。
久しぶりに玄武洞公園に行きました。

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玄武岩の地層が見えるところです。前に「ブラタモリ」でやってました。
かなり昔、長男がまだ赤ちゃんの頃に行ったと思うのですが…。

なんか、公園がきれいになっていて、ミュージアムもできていて。
お土産屋さんもきれいなのが出来てて、カフェもあったので、お昼すぎてたからまずはランチ。

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ローストビーフ丼。但馬牛が有名なので…。柔らかくておいしかったです。
それから公園を見に行こうとしたら、なんだか雲行きが怪しくなってきて、雷が。

それで外からも少し見えるので中には入らず帰っちゃいました(笑)。

中で見たらこんな感じなんですよ。
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その後すぐ近くにあるコウノトリの郷公園へ。
豊岡市はコウノトリで有名なんですよね。
コウノトリは日本にいるものは一旦絶滅しました。
コウノトリって大きな鳥で、寒いところから越冬するために日本に渡ってきていました。
そして日本の方が温かく住みやすいのでそのまま住み着いてしまって繁殖したようです。
大きいのでその辺の枝の細い木に巣は作れないので、松の大木で営巣していました。
ところが近年、環境破壊、森林伐採などが進み、巣を作れる大きな木が少なくなりました。また、コウノトリは肉食なので、自然環境が破壊されることで餌になるミミズやカエルなどが少なくなってしまったのです。

絶滅はしましたが、もともと渡り鳥でしたからロシアからこの鳥を連れてきてそれを繁殖させて今は50羽くらいになってるそう。
20230918 (13)
公園で飼育されてるコウノトリが6羽だったかな?
柵はあっても屋根がないので逃げていかないのかな?って思ったら、ここで飼育しているものは羽を少し切って飛ばなくしてるそうです。また伸びてくるので時々カットするそうです。
コウノトリのことを広く知ってもらうためにあえてそうしているそうです。

見ているうちに激しい雨が降ってきて…。
割と早々にこちらも退散。(;^_^A

その後は温泉でも入って帰るかってことになって、近くにある「シルク温泉」に入りました。
お湯がぬるっとしていて温度もちょうどよくて気持ち良かったです。ただ、お休みなので人は多かったですね。

今日はどこも駆け足な感じだったので、また今度ゆっくり見たいです。

日曜日、「DOC2」が始まりました。
舞台は2020年でコロナウィルスのまん延を題材にしてるんだけど、イタリアの人はキスとかハグをやたらとするし、初期の頃なのでマスクもしないで咳してる患者さんを診察してたりしてハラハラし通しでした。
もうコロナ前とは違ってかなりナーバスにやってきてますからね。病院でマスクしてないで診察とか無理無理~って感じです。
でもテンポも速くて面白いので来週以降も楽しみです。


プロフィール

まんまるお月

Author:まんまるお月
50代の主婦です。
夫と2人暮らしです。

限定記事についてはブログ上でやり取りをさせていただいている方でしたらパスワード、お気軽にお問い合わせ下さい。

●ピアノ歴 
2011年11月からレッスンを受け始めました。
手を痛めて2022年はレッスン中断していましたが、2023年4月からやっと再開しました。 

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